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都電175号車を見る(4)小さくてもメカの塊 [保存車・廃線跡]

4回に渡って紹介してきた、三和テッキ「鉄道広場」(栃木県宇都宮市)で
保存されている都電175号の話題。

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昨日まで客室内の様子をレポートしてきたが、最終回の今日は「メカ」。
理系人間のクセして、一番疎い話題。
密かに、お詳しい方からのフォローコメントを期待しています。
……  ……

まず、一昨日の記事(→ こちら)の最後に載せた、ちょっとした「クイズ」。

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“違い”というのは、この板が写っているかどうか。
客室とはポールで仕切られただけの運転台、もちろん、夜間の運転の時は
フロントガラスへの映り込みを避けるための遮光板が必要。
いまの電車なら、ロールカーテンが装備されるはずだが、この175号では
このボードをスライドさせて、路線図の下付近に固定するようになっていたのだ。

その板を運転台側から見てみると、世相というべきか、さまざまな政治的スローガン。
この電車、東京都交通局のもの。だから、この運転台に立ち入っていた人たちって、
都職員のはずだが...、これって「公務員による勤務中の政治活動」??

さて、何だか冒頭から話がヘンな方向に向かってしまった。
都電175号の話題に戻そう。

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「点検蓋が1箇所だけ開くようになっています」
緑色のシートに腰掛けて説明を聞いていると、目の前の点検蓋を持ち上げて下さった。
(Ⅰ側の進行方向右手だと思う。もちろん許可を得て撮影。)

スポーク式の車輪が何だか懐かしい。

もう少し迫ってみると...

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手前の方にケーブルが3本、バッサリと切られてしまっている。
これがモーターに繋がる、まさにこの電車の「大動脈」といえるような配線か。
外観がどれだけしっかり残っていても、やはり、動力系は生きていないのである。

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その台車の全景がコレ。
同時期の電車と比べても小ぶりでかわいらしい台車。スポーク車輪が透けて見える。
ちなみに、格納庫の床面は台車部分の直下にだけ短くレールが敷かれている。

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いよいよ運転台へ。撮影は、主にⅡ側の運転台で行った。
運転士さんのイスもない。メタボ体質の方は運転操作が難しそうな狭さ。
つくりはシンプル。左に「デンッ!」と制御器。この位置からハンドルを回すと
直列4段、並列8段、制動の順になってゆく(← 曖昧な記憶!!)。

非常によくメンテナンスされており、“カチカチカチカチッ”と小気味のよい音ともに
マスコンハンドルは非常になめらかに回転した。

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右手に真鍮・木製のブレーキハンドル、左手はさきのマスコンハンドル。
どちらのレバーも気持ちよい位、なめらかに動作するので、さながら運転士気分。

この記事を見て見学に訪れようと思う方は、ぜひ、白手袋のご用意を!!(笑)

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「中もご覧になりますか?」
説明して下さったH氏、上下にスライドさせながら、三菱マーク入りの曲面状のカバーを
テキパキと取り外して中を見せて下さった。

この状態でマスコンハンドルを回すと、中身がまわって回路が切り替えられる。
(う~ん、この程度の理解!! <鉄>としてお恥ずかしい限り。)

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さらに開いて、中の様子を観察させて下さった。
う~ん、見事。ちゃんと油が差されてなめらかに動く様子、もはや“美”の世界。

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さらにH氏、制御器の横に挿し込まれている前後切替のハンドルを外して、
片方のモーターが故障したときの応急対策の方法について説明。

あまり上手く撮れていないが、見えるだろうか??
取り外したハンドルをコントローラーの裏側、窓との間の狭いスペースに挿し込む。
この状態にすると、片側のモーターを止めて、故障していないもう一方だけを使って
運転することができるとのこと。
線路上での故障車を車庫に収容するときに使ったのだろうか。

ちなみに、この状態ではマスコンハンドルは直列段の部分だけしか回転しない。
1モーターなので、並列段には切り替えられないようになっている。

そんな説明を聞きながら、出入口ドアのステップに足をかけて、カメラを構えていたら
見事に車外に転落してしまった。

「やっぱり、固定しないと危険ですね」
お二人の担当者、その場で、急遽、ステップ部分にあった踏み台配置の改善を決定。
バカな奴のせいで仕事を増やしてしまったのだった。

……  ……

何だか今日の記事、書いていて非常に疲れる文章だった。
大学時代のレポートを思い出す。全然分かりもしない内容を、さもわかっているかの如く
テキトーに、かつ、それらしく語る文体。
「参考文献」というよりは「丸写し文献」って感じだったっけ。
学生時代からダメ人間だったのだ。いまでは、ちゃんとダメ社会人をやっている。

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175号、現役時代は、きっと付けたことがなかったであろう、「12」の系統板。
でも、この独特の丸み、この色、これこそが都電の姿なのである。

(※)このシリーズ、記事の性格上、<撮影データ>は省略します。
撮影は「Canon EOS 5D Mark III/EF28-300mm f/3.5-5.6L IS USM」または
「Canon PowerShot SX280 HS」で行いました。

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