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セイジクリームのキハ!?(2010年3月 熊谷市妻沼展示館) [保存車・廃線跡]

相変わらずネタ切れ状態、絶賛継続中の拙ブログ。でも、意地でも休載だけは...

でも、こういう時、通勤時に限って珍しいシーンに出くわしたり。
それだけで1つ記事が書けそうなくらいの事態に出くわしても、通勤用の鞄には
カメラは入っていない。

30日夜の京王線新宿駅。<変態鉄>は22:48発の特急・京王八王子ゆきのドア付近に
立って発車を待っていた。隣のホームには、折返し22:50発の急行・橋本ゆき。
それは、いつも通りなのだが...

その電車が、ぬぁんと都交車、咄嗟にチェックした車番は「10-483」。

京王線を使うようになって、今年で22年。都交車が京王線新宿駅には
試運転などで入線したことがあるのは知っていたが、
京王線新宿駅発の営業列車に都交通局の電車が充当されているのを見たのは、
昨夜が初めて。せめて、コンデジでも持っていたら...

う~ん、そういうときに限って。嗚呼、残念。




という訳で...

今日は2010年3月、いまから6年半前、「青春18きっぷ」の“消化試合”で訪れた
キハの姿をご紹介したい。

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【2010年3月30日13時40分】 埼玉県熊谷市・熊谷市立展示館

先日も記事にした通り、<変態鉄>は昭和60年頃から平成初期まで営団日比谷線で
塾通いをしていた。ギンギラギンの営団3000系、東急7000系に混じって、
クリーム色の電車も。直通先の東武鉄道からやって来る2000系電車だった。

非冷房車の暑さは変わらなかったが、車内の中吊り広告...
東武と東急の電車内の広告の違いにさまざまなことを感じ取っていた
<変態ガキ鉄>だったのである。

もちろん、当時から電車好きではあったが、カメラは持っておらず...
クリーム色の東武電車は撮らずじまいだった。

当時の東武電車の塗色、何だか垢抜けない(← 失礼!!)塗色、この色名を
“セイジクリーム”というのを知ったのは、だいぶ後になってから。

最近ではこの、セイジクリーム塗装も東武電車の“復刻カラー”で8000系にも
登場しているが、噂では、当時を知る人たちを中心に、社内やOBの中には
当初、反対の声もあったとか、無かったとか...

でも、そもそも“セイジクリーム”って...
……  ……

「クリーム色」はわかるけれど、「セイジ」って誰!?

というのが、<変態鉄>の第一印象だった。最初に思い浮かんだのは...

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(画像はネットより拝借)

ウルトラマンエース。当時の他のウルトラマンシリーズと違ったのは...

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(画像はネットより拝借)

隊員1人が変身するのではない点。ユウコとセイジの2人が合体して
ウルトラマンエースに変身するのだった。(途中でセイジさんだけになった!?)
考えれてみれば“若い男女が合体して...”って、う~ん。今ならムフフフ...だが、
当時はそんなことには考えも及ばず。(← 当たり前だっ!!)

まぁ、ウルトラマンエースに由来するわけはないわけだが、それならば、
東武鉄道の経営陣に誠二さんとか清治さんとか、セイジという名前をつけたのか...

とか、いろいろ考えて調べてみたが、いまだ「セイジ」の由来を知らないのである。


2010年3月30日(火)晴れ

高崎線で熊谷へ。駅前から「朝日バス」の路線バス。

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【2010年3月30日13時14分】 埼玉県熊谷市妻沼付近

20分ほどだっただろうか、田園地帯の直線道路を走った先は小さな町だった。
妻沼(めぬま)は熊谷市街地から10キロほどのところ。熊谷市と合併するまで
妻沼町だった。その、熊谷-妻沼間を結んで1983年(昭和58年)に廃線となったのが
東武熊谷線。開業は戦時中の1943年(昭和18年)のこと、約40年で歴史に
幕を下ろしたのだった。<変態鉄>としては本の中で見ただけ。

その東武熊谷線は、軍需工場への輸送のため開業したと言われている。
西小泉駅まで延伸する予定だったが、妻沼までの部分開業のまま終戦を迎え、
結局、延伸されることなく東武他線との接続のない“離れ孤島”路線、
しかも、唯一の非電化旅客路線という立場になった。その赤字もあり、
上越新幹線開業を前に廃線となったのである。

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【2010年3月30日13時33分】 埼玉県熊谷市・熊谷市立展示館

開業当初は蒸気機関車だったが、1954年(昭和29年)にはキハ2000形3両が
東急車輌で製造され、長らく同線の専用車となった。

そのうちの1両、2002号車が廃線後に当時の妻沼町に寄贈され、熊谷市展示館で
展示・保存されている。

このセイジクリームに青の表記、赤い矢印、形式記号が「キハ」である点を除けば
日比谷線直通の東武2000系で見た、まさに<変態ガキ鉄>にとっての思い出のシーン。

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【2010年3月30日13時33分】 埼玉県熊谷市・熊谷市立展示館

ちなみに検査標記には「58-2 杉工」、廃線後に寄贈するために整備した
ときのものだろうか。「杉工」は杉戸工場、現在の東武動物公園駅は長らく
“杉戸”だった。“離れ孤島”路線だけあって、キハわずかに3両のために、
杉戸機関区妻沼派出所が置かれていたとのこと。

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【2010年3月30日13時28分】 埼玉県熊谷市・熊谷市立展示館

エンジンは国鉄旧型キハと同じDMF13形式のものだとされている。
当時、すでにDMH17型エンジンがの技術が確立され、これとクラ型台車DT18の
組合せでも良い時期だが、少し前の世代の菱枠台車が使われているのも特徴。

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【2010年3月30日13時30分】 埼玉県熊谷市・熊谷市立展示館

ただ、上屋とその支柱で車両外観はあまり観察することができないのが残念。
それでも“湘南顔”のキハの貴重な生き残りであることには変わりないわけであり、
このキハを撮ることができたことで大満足。

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【2010年3月30日13時32分】 埼玉県熊谷市・熊谷市立展示館

さて、熊谷市展示館(かつての妻沼町立展示館)に展示されているキハ。
エントランス付近には模型など、わずかながら当時の資料が残されていた。
事務室のようなところでお願いすると、キハの鍵を開けてくれるように
なっていた。一人での訪問、ちょっと申し訳ない気がしながらもお願いしてみた。

館内からキハの車内へ。

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【2010年3月30日13時37分】 埼玉県熊谷市・熊谷市立展示館(キハ2002号車内)

ベージュの座席モケットもセイジクリーム色当時の東武電車と同じ。
でも、背丈の低い背もたれの4人ボックスシートの並ぶ車内は長閑なローカル線に
相応しい車内設備。ドア付近はロングシートだが、半室運転台構造だけに
運転台が無い側は前面窓の所までロングシートがのびており、さしずめ“特等席”
だったか。

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【2010年3月30日13時38分】 埼玉県熊谷市・熊谷市立展示館(キハ2002号車内)

この時代のキハに共通する「バス窓」もしっかり残っている。

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【2010年3月30日13時37分】 埼玉県熊谷市・熊谷市立展示館(キハ2002号車内)

運転台はちょっと窮屈そうな印象。奥には角型速度計も見えている。

お礼を言ってキハを後にして、再び朝日バスで熊谷駅へ。

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【2010年3月30日14時33分】 秩父鉄道・熊谷駅

旧国鉄101系が最後の活躍をしていた秩父鉄道で寄居、八高線に乗り換えて
中央線経由で帰宅したのだった。ちなみに、秩父鉄道の熊谷駅付近、そこが
まさに東武熊谷線の廃線跡である...というのを知ったのはだいぶ後になってから。

相変わらずの<変態鉄>だったのである。

(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。

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千春

セイジは青磁の事で、中国の陶器から来ていると思います!運転席の色が調度青磁色ですね!
by 千春 (2016-12-04 19:02) 

あるまーき

千春さん

コメントありがとうございます。
身の回りがここ数日、バタバタしており、お返事がすっかり遅くなってしまいまして、申し訳ありませんでした。

さて、東武電車の“セイジクリーム色”については、明快なご指摘ありがとうございます。なるほど、青磁器から来ているのですね。
気になって、さらに自分の方でも調べてみたら、花の色(サルビア・ヤメンシスイエロー(チェリーセージの一種))とする“説”も載っており、気になってしまいます。

自分は見て乗ったことはあるのですが、セイジクリーム色の東武電車を撮ったことがないので、一度、撮りに行ってみたいと思っています。
by あるまーき (2016-12-06 01:54) 

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