2つの“現役最古の電車”を撮りに(9)この機関車も!! [水島臨海鉄道キハ20]
明日から“社会復帰(笑)”。「自宅でゴロゴロ」の期間が終わり、
日曜は会社で会議なのである。その会議、春からの業務内容の詳細をつめる
ものなのだが、その打合せの開催をお願いしたのが自分。
それなのに、その資料が全然仕上がっていないという...。
撮影記など書いている場合ではないのだが、でも、パソコンに向かうと
やはり、そちらに向かってしまうわけで...
さて、12月に四国から大阪を巡ったときの話題。
3日目の朝は倉敷の水島臨海鉄道を撮っていた。キハの朝運用に冬季限定の
キハ30 100号車を撮れて大満足だったわけで。

【2016年12月19日11時29分】 水島臨海鉄道水島本線・水島-三菱自工前
そうなれば、貨物列車も!!
日中だけでも数本のコンテナ貨物列車が設定されている同線、
そのうち、倉敷市中心部を目指さず、倉敷貨物ターミナルと東水島を往復する
“小運転”には、この個性派機関車が登板するのである。
貨物列車の「積み荷」のことを“財源”という。
ここの“財源”は、三菱自工前駅近くの自動車メーカー工場から出荷の軽自動車。
諸般の事情で、2016年にはこの工場が稼働を止めていた時期があり、
そう、自動車の生産状況によって走ったり、走らなかったりの列車なので...
…… ……
2016年12月19日(月)晴れ
「今日、DD50型の運転はあるのか、ないのか!?」
“ある”とわかっていれば、港東線内の撮影地を目指すところだが、
それで“待ちぼうけ”というのも...
では、とりあえず...
キハの“寝床”でもある倉敷貨物ターミナルの様子を見に行けば、DD50型の
姿を見ることも可能なはずで、9:44に水島駅に着いたら、歩いて倉タへ。
でも...
工業地帯の中、水島駅よりも先の区間は線路際に住宅なども見られない区間で
歩く人もないためか、歩道部分は荒れて草ボウボウ、そのまま歩けばズボンが
悲惨な状況になるのは必至なので、今回は違うルートで。

【2016年12月19日9時56分】 岡山県倉敷市水島高砂町付近
水島駅の南側、水島本線と港東線が分岐する付近を東西に走る大通りが
国道430号線。ちょっと遠回りになるが、件の自動車工場の正門前を経て...
その入口にあるのが、このオブジェ!? である。屋根の上に自社のクルマが...
さて、その向かい側...

【2016年12月19日9時57分】 岡山県倉敷市水島高砂町付近
海が近いからだろうか、鳥さんの姿が。カモメだろうか!?
動くものを見るとカメラを向けてしまうのも、<鉄>の習性だろうか(笑)。
慌ててEOSくんを向けたのだが、背景が少し流れていることに注目。
咄嗟の流し撮りだったのである。

【2016年12月19日9時57分】 岡山県倉敷市水島高砂町付近
そして、飛翔の姿。望遠300 mmではこれが限界である。
亀島山の方に向けて飛び立っていった。
亀島橋交差点を左折すれば正面に水島臨海鉄道の線路が見えてくる。

【2016年12月19日10時15分】 水島臨海鉄道・倉敷貨物ターミナル付近
ここが臨鉄の車庫でもある倉敷貨物ターミナルである。
奥の洗浄線には、この朝撮ったキハ30 100が待機しているのが見える。
そのキハ30の後ろの方には、キハ205の姿がチラッとではあるが確認できる。
右の方を見れば、青を基調とした「水島色」のキハ37形も待機している。
さて、その中で中央の「倉敷貨物ターミナル」の看板に隠れる位置にいるのが
DD50型ディーゼル機関車。番号の付け方が変則的で、DD50「1」号機が
最後の製造分という...、そのDD501号機が見えやすい位置で待機している。
これは近づいて撮らないと!!!

【2016年12月19日10時18分】 水島臨海鉄道・倉敷貨物ターミナル付近
背景の電柱がウルサイ気はするのだが、全景が撮れるだけでもラッキー。
でも、よく見れば、キャブには機関士さんの姿。ということは...

【2016年12月19日10時18分】 水島臨海鉄道・倉敷貨物ターミナル付近
「三脚をセットしてじっくりと形式写真を!!」と、思っているうちに
軽快なエンジン音。DD501が動き出したのである。もう大コーフン。
逆光なんて気にしない。パシャパシャと可能な限り、連写である。

【2016年12月19日10時18分】 水島臨海鉄道・倉敷貨物ターミナル付近
「あぁ、行っちゃった!!」と、振り返ってキハたちが待機する姿を。
と、思っていたら...

【2016年12月19日10時19分】 水島臨海鉄道・倉敷貨物ターミナル付近
いったん倉タ構内を自工前駅側まで進んだDD501、いったん停車。
この位置から見て、倉タの一番奥側にあたる場所にコンテナの積込みホームが
ある。転線して出荷する軽自動車を満載したコンテナ貨車が待機する
積込みホームに向かうみたい。

【2016年12月19日10時21分】 水島臨海鉄道・倉敷貨物ターミナル付近
自分の目の前に戻ってきた。今度はサイドで。
もう、心臓バクバクである。<変態鉄>のコーフン度合いもMAXへ。
奥の荷役線に向かったのを確認したら、大急ぎで自工前駅付近へ。
西埠頭線が廃線になってしまったが、その西埠頭線があった頃には
単線並列のような線路配置になっていたのか、自工前駅付近には
「エセ複線区間」がある。隣接するセメント工場に出入りする
大型ミキサー車がひっきりなしに行き交う、幅の狭い道路からの撮影は
ちょっと怖いのだが、でも...

【2016年12月19日10時45分】 水島臨海鉄道水島本線・三菱自工前駅付近
定番の構図ではあるが、10時半過ぎ、東水島に向かって発車していく
DD501号機の姿を。この日の積み荷はコキ車2両分である。
本線をゆくコンテナ貨物列車とは違ったこういう短編成が堪らん!!!
これぞ、臨鉄撮影の醍醐味である。

【2016年12月19日10時45分】 水島臨海鉄道・倉敷貨物ターミナル付近
ゆっくりと三菱自工前駅を通過していくDD50が牽くコンテナ列車。
その後ろ姿を見送るのだった。
…… ……
このDD501号機、1時間程度で戻ってくる運用になっている。
できれば、港東線内で撮りたかったが、高架区間が多く、
港東線内の撮影地まで道のりでは2 km以上あるはず。さて、どうするか...
向かった先は、上の写真で小さく写っている踏切のすぐ先、小さな公園。
高架区間と地平区間の境目、ちょっと背伸びすれば正面がちに撮れるはず...
それが今日のトップ写真だったわけで...(つづく)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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日曜は会社で会議なのである。その会議、春からの業務内容の詳細をつめる
ものなのだが、その打合せの開催をお願いしたのが自分。
それなのに、その資料が全然仕上がっていないという...。
撮影記など書いている場合ではないのだが、でも、パソコンに向かうと
やはり、そちらに向かってしまうわけで...
さて、12月に四国から大阪を巡ったときの話題。
3日目の朝は倉敷の水島臨海鉄道を撮っていた。キハの朝運用に冬季限定の
キハ30 100号車を撮れて大満足だったわけで。
【2016年12月19日11時29分】 水島臨海鉄道水島本線・水島-三菱自工前
そうなれば、貨物列車も!!
日中だけでも数本のコンテナ貨物列車が設定されている同線、
そのうち、倉敷市中心部を目指さず、倉敷貨物ターミナルと東水島を往復する
“小運転”には、この個性派機関車が登板するのである。
貨物列車の「積み荷」のことを“財源”という。
ここの“財源”は、三菱自工前駅近くの自動車メーカー工場から出荷の軽自動車。
諸般の事情で、2016年にはこの工場が稼働を止めていた時期があり、
そう、自動車の生産状況によって走ったり、走らなかったりの列車なので...
…… ……
2016年12月19日(月)晴れ
「今日、DD50型の運転はあるのか、ないのか!?」
“ある”とわかっていれば、港東線内の撮影地を目指すところだが、
それで“待ちぼうけ”というのも...
では、とりあえず...
キハの“寝床”でもある倉敷貨物ターミナルの様子を見に行けば、DD50型の
姿を見ることも可能なはずで、9:44に水島駅に着いたら、歩いて倉タへ。
でも...
工業地帯の中、水島駅よりも先の区間は線路際に住宅なども見られない区間で
歩く人もないためか、歩道部分は荒れて草ボウボウ、そのまま歩けばズボンが
悲惨な状況になるのは必至なので、今回は違うルートで。
【2016年12月19日9時56分】 岡山県倉敷市水島高砂町付近
水島駅の南側、水島本線と港東線が分岐する付近を東西に走る大通りが
国道430号線。ちょっと遠回りになるが、件の自動車工場の正門前を経て...
その入口にあるのが、このオブジェ!? である。屋根の上に自社のクルマが...
さて、その向かい側...
【2016年12月19日9時57分】 岡山県倉敷市水島高砂町付近
海が近いからだろうか、鳥さんの姿が。カモメだろうか!?
動くものを見るとカメラを向けてしまうのも、<鉄>の習性だろうか(笑)。
慌ててEOSくんを向けたのだが、背景が少し流れていることに注目。
咄嗟の流し撮りだったのである。
【2016年12月19日9時57分】 岡山県倉敷市水島高砂町付近
そして、飛翔の姿。望遠300 mmではこれが限界である。
亀島山の方に向けて飛び立っていった。
亀島橋交差点を左折すれば正面に水島臨海鉄道の線路が見えてくる。
【2016年12月19日10時15分】 水島臨海鉄道・倉敷貨物ターミナル付近
ここが臨鉄の車庫でもある倉敷貨物ターミナルである。
奥の洗浄線には、この朝撮ったキハ30 100が待機しているのが見える。
そのキハ30の後ろの方には、キハ205の姿がチラッとではあるが確認できる。
右の方を見れば、青を基調とした「水島色」のキハ37形も待機している。
さて、その中で中央の「倉敷貨物ターミナル」の看板に隠れる位置にいるのが
DD50型ディーゼル機関車。番号の付け方が変則的で、DD50「1」号機が
最後の製造分という...、そのDD501号機が見えやすい位置で待機している。
これは近づいて撮らないと!!!
【2016年12月19日10時18分】 水島臨海鉄道・倉敷貨物ターミナル付近
背景の電柱がウルサイ気はするのだが、全景が撮れるだけでもラッキー。
でも、よく見れば、キャブには機関士さんの姿。ということは...
【2016年12月19日10時18分】 水島臨海鉄道・倉敷貨物ターミナル付近
「三脚をセットしてじっくりと形式写真を!!」と、思っているうちに
軽快なエンジン音。DD501が動き出したのである。もう大コーフン。
逆光なんて気にしない。パシャパシャと可能な限り、連写である。
【2016年12月19日10時18分】 水島臨海鉄道・倉敷貨物ターミナル付近
「あぁ、行っちゃった!!」と、振り返ってキハたちが待機する姿を。
と、思っていたら...
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いったん倉タ構内を自工前駅側まで進んだDD501、いったん停車。
この位置から見て、倉タの一番奥側にあたる場所にコンテナの積込みホームが
ある。転線して出荷する軽自動車を満載したコンテナ貨車が待機する
積込みホームに向かうみたい。
【2016年12月19日10時21分】 水島臨海鉄道・倉敷貨物ターミナル付近
自分の目の前に戻ってきた。今度はサイドで。
もう、心臓バクバクである。<変態鉄>のコーフン度合いもMAXへ。
奥の荷役線に向かったのを確認したら、大急ぎで自工前駅付近へ。
西埠頭線が廃線になってしまったが、その西埠頭線があった頃には
単線並列のような線路配置になっていたのか、自工前駅付近には
「エセ複線区間」がある。隣接するセメント工場に出入りする
大型ミキサー車がひっきりなしに行き交う、幅の狭い道路からの撮影は
ちょっと怖いのだが、でも...
【2016年12月19日10時45分】 水島臨海鉄道水島本線・三菱自工前駅付近
定番の構図ではあるが、10時半過ぎ、東水島に向かって発車していく
DD501号機の姿を。この日の積み荷はコキ車2両分である。
本線をゆくコンテナ貨物列車とは違ったこういう短編成が堪らん!!!
これぞ、臨鉄撮影の醍醐味である。
【2016年12月19日10時45分】 水島臨海鉄道・倉敷貨物ターミナル付近
ゆっくりと三菱自工前駅を通過していくDD50が牽くコンテナ列車。
その後ろ姿を見送るのだった。
…… ……
このDD501号機、1時間程度で戻ってくる運用になっている。
できれば、港東線内で撮りたかったが、高架区間が多く、
港東線内の撮影地まで道のりでは2 km以上あるはず。さて、どうするか...
向かった先は、上の写真で小さく写っている踏切のすぐ先、小さな公園。
高架区間と地平区間の境目、ちょっと背伸びすれば正面がちに撮れるはず...
それが今日のトップ写真だったわけで...(つづく)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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飛んでる鳥さんは、コサギですね。私も飛んでる物は何でも撮っちゃう
習性があります。
by takapy77 (2017-01-16 19:20)
takapy77さん
コメントありがとうございます。
コサギ、調べてしまいました。なるほど、確かに足のところが黄色いですね。倉敷を含め岡山県内は、至る所で道ばたに蓋も何もない幅1~2メートルの用水路があり、転落事故の多さが新聞で取り上げられたりしています。この撮影場所、ちょうど水島の臨海工業地帯のド真ん中ですが、ここも歩道沿いには幅2メートルほどでしょうか、用水路があってそこから飛び立ってきた姿を咄嗟に撮ったものです。鳥さんにも時折カメラを向けるのですが、やはり、レールの上を走ってくるのとは違って...、なかなか思ったように反応できません。また、見かけたら撮ってみたいと思います。
ありがとうございました。
by あるまーき (2017-01-17 08:36)