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灯台モトクラシー(5)昭和の杜 <後編> [保存車・廃線跡]

学生時代、授業中に眠くなったとき。目を覚ましてノートをとろうと必死になって。
そういうとき、後から見返したら何を書いたか意味不明なことがフニャフニャと
書かれている...、そんなことって、皆さんには無かっただろうか。

<変態鉄>にはそういう経験がたくさん。

文字がだんだんヘロヘロになって、力なく鉛筆の線が途切れる...など日常茶飯事。
幸い、ほぼ判読不能な文字で、でも、周囲に見られては困るようなコトバが
書かれていて、ひとり顔を真っ赤にしながら消しゴムで消していたり。

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【2016年4月3日10時20分】 水島臨海鉄道水島本線・弥生-浦田

仕事を終えて帰宅してからパソコンを開いてブログを書いていると、
時折、そんなことがある。昨日の水島臨海キハ20の記事は、事前に書き上げて
予約投稿でアップした記事なので、そんな心配は無かったのだが、
その前日は...。ウトウトしながら、睡魔と闘いながら書き上げた記事。

「もうちょっと、ちゃんと調べて書けば良かった」
と、思う箇所も多々あるのだが、そのままにしてしまった。

ということで、「昭和の杜展示館」に保存されている鉄道車両の話題。2回目。

……  ……

2017年3月3日(金)晴れ

日立電鉄モハ1000形の車体のヨコには、1両の「ヨ」。
貨物列車の最後部に連結されていた、いわゆる車掌車である。

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【2017年3月3日13時22分】 千葉県松戸市・昭和の杜展示館

真っ黒な真四角の車体...、ちょうど国鉄最末期の時期に一部の例外以外
車掌車の連結は省略されることになって、大量の余剰車が生じることになった。
ローカル線の簡易駅舎などに転用されたものも多かったが、「保存車両」として
きちんとした形で残されているものは数の割に意外と少ない。

資料によればヨ5000形ヨ13712号車である。

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【2017年3月3日13時23分】 千葉県松戸市・昭和の杜展示館

戦後の復興期に製造されたグループで、二段リンク改造を受けているので、
85キロ走行対応、でも、その内装は木で作られているという、ちょっとした
希少車なのである。ちなみに、内装が木でできている車両の場合、
静態保存しても数年すれば、屋根の木部が腐食して雨漏りが始まり
加速度的に車体は傷んでしまい、結果、数年で解体撤去...という道を歩む
ことになってしまう。ということで、この個体が残っているのは、
実は見えないところで、さまざまな努力を重ねられているのだろうと推測される。

2軸車なので、ただでさえ乗り心地は悪いはずだが、屋根には白熱電灯が1つ、
それから石炭焚きのダルマストーブが鎮座。狭いはずの車内が広く見えるほど
簡素な車内である。

……  ……

そして、もう1両。でも、その前に。

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【2017年3月3日13時19分】 千葉県松戸市・昭和の杜展示館

その車両の前に向かう通路に敷かれた敷石は、なんと都電の軌道に使われていた
敷石(石畳)の転用とのこと。

さて、その向こうに見えている黄色い電車...

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【2017年3月3日13時30分】 千葉県松戸市・昭和の杜展示館

こちらは「昭和の杜展示館」のあるのと同じ松戸市の常磐線馬橋駅から分岐して
流山市を結ぶ「流鉄」で活躍したクモハ2006号車。

かつては総武流山線と呼ばれ、個性的な旧型電車が走っていたという流鉄、
最近は、専ら西武鉄道で廃車となった電車を譲受して使うのが“伝統”に。
2両編成、それぞれが別の塗装で「流星」「青空」などの愛称が付けられて
いるのも、同社の特徴。

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【2017年3月3日13時30分】 千葉県松戸市・昭和の杜展示館

クモハ2006号車は黄色にうすい緑色のカラーリング。愛称は「なの花」だった。
とはいえ、タネ車は西武701系、世代交代で同じく西武の新101系に置き換え、
2013年に引退した。

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【2017年3月3日13時29分】 千葉県松戸市・昭和の杜展示館

ちょっと引きのとれない場所で、形式写真を撮るのは28 mm(フルサイズ)でも
ギリギリといった感じだったが、こう見ると西武電車そのものである。

前照灯の下、ステンレスの飾り帯!? 前面上部左右の角形識別灯、
鼻筋の通った“湘南顔”の流れを汲む顔つき...

<変態鉄>が最初に通った大学、いまはキャンパスが中央線の国立に一本化
されているが、かつては、1・2年生の間は西武多摩湖線で通わないと
いけなかった。そのとき、日中の多摩湖線の運用には701系も時折顔を見せていて
何度か乗車する機会を得た。そういう意味で懐かしい車両である。

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【2017年3月3日13時33分】 千葉県松戸市・昭和の杜展示館

こちらも車内が公開されていた。ドア上、鴨居部分には流鉄時代の表示が
そのまま残っていて。路線図は半分のサイズだが、流鉄自体、全長5.7 kmの
ミニ路線である。ちなみに、“いつか行きたい”と思ったまま、<変態鉄>は
訪れたことのない路線である。そのうち「不惑を前にロストバージン」の
シリーズで取り上げようか...。

そして、車内は...

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【2017年3月3日13時31分】 千葉県松戸市・昭和の杜展示館

薄茶色の化粧板、これまた、西武電車の姿、そのままである。
最近では「どうしたの??」と聞きたくなるような、あまりにも個性的すぎる
通勤電車を生み出し続けている西武鉄道だが、<変態鉄>が知る西武電車は
かなり保守的な、そんな感じのする電車だった。

その西武電車の大きな特徴といえば...

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【2017年3月3日13時31分】 千葉県松戸市・昭和の杜展示館

かつては「西武所沢工場」で大半の車両の製造・改造を行っていたこと。
その当時の銘板は車内に健在だった。

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【2017年3月3日13時31分】 千葉県松戸市・昭和の杜展示館

その改造のときのものだろうか、車内には資料も掲示されていた。

そして...

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【2017年3月3日13時32分】 千葉県松戸市・昭和の杜展示館

運転台も公開されており。これも、昭和の通勤電車の姿である。
飾り気のない通勤電車ではあるが、ステンレスの簡素な造りの電車が増えた昨今、
こういう、昭和の頃の通勤電車というのが何だか懐かしくなったのだった。

……  ……

そもそも...

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【2017年3月3日13時20分】 千葉県松戸市・昭和の杜展示館

この電車を撮りたくて訪れた「昭和の杜展示館」だったが、その他も十分に
楽しむことができた。

駅からちょっと遠いのと、開館日が限られるのが“玉に瑕”だが
楽しめる施設だった。

(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。

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