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GWことこと(9)ことでん長尾線沿線散歩 <前編> [ことでん旧型たち [高松琴平電鉄]]

昨日は1日お休みしてしまったこのシリーズ。5月初めの大型連休、<変態鉄>は
讃岐の地を訪れていた。

もちろん、お目当ては“ことでん”、高松琴平電鉄のレトロ電車。
ことでんの前身、90年前の琴平電鉄の開業時に製造されたものも含めた4両。

普段は毎月一度、琴平線で「特別運行」が行われるのだが、年に1~2回だけ
長尾線での運転が行われる。今シーズンは、5月7日に実施されることが発表され、
4日の「レトロ4連」だけでなく、7日の「近代化産業遺産特別運行」にも“参戦”
することを決め、それで高松で4泊するというプランにしたのだった。

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【2017年5月6日8時38分】 高松琴平電鉄長尾線・平木駅

長尾線でレトロ電車を撮るのは、まだ、「レトロ電車」などと言われていなかった
2001年に訪れて以来。でも、レトロ電車を長尾線で撮るのならば、絶対に撮りたい
撮影地があった。場所はわかるのだが、現地を“下見”しておかないと...

何の予定も入れていなかった、5月6日、<変態鉄>は長尾線に向かった。
……  ……

2017年5月6日(土)くもり一時雨

冒頭から...恐縮だが、8時前、ホテルで朝食を済ませてから出発した。
食べて歩き出せば、人間として当然の...。お腹の方に“緊急事態”が発生!!
コンビニを見つけて、事なきを得たのだがそうこうしているうちに、最寄りの
片原町駅を通り過ぎて瓦町駅近くまで来ていたのだった。

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【2017年5月6日8時07分】 高松琴平電鉄・瓦町駅付近

と言うわけで「1日フリーきっぷ」を購入して瓦町からスタートだったが...。

瓦町-長尾間の全線が単線の長尾線、日中は高松築港-長尾間が20分間隔だが、
朝のラッシュ時に1本だけ終点の少し手前、平木駅止まりになる列車がある。
瓦町 8:13発の平木ゆき。

12分待てば後続の長尾ゆきがやってくるのだが、でも、せっかくなら...
「瓦町FLAG」の広告ラッピング電車の平木ゆき。乗客もあまり多くなく、
ゆったりと<乗り鉄>を楽しんで終点・平木駅へ。

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【2017年5月6日8時39分】 高松琴平電鉄長尾線・平木駅

電車は折り返さず、このまま平木駅留置となるみたい。

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【2017年5月6日8時41分】 高松琴平電鉄長尾線・平木駅

自分を含めわずかな乗客が降りれば、すぐに入換え作業開始。
ホームの裏側にある留置線に電車を停めると運転士さんが下りてきて、
台車の下に手歯止めをセット。「瓦町FLAG」号はここでお休みとなる。

と、この写真、撮ってから確認すると横に写り込んだ架線柱が木製だった。
最近は見かけなくなった木製架線柱、ことでんでは仏生山車両所構内などに
まだ残っている模様。

さて、平木駅で降りたと言うことは...

後続電車をホームで待つような<変態鉄>であるはずもなく。
線路沿いの細い道をちょっと迷いながら。

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【2017年5月6日8時46分】 高松琴平電鉄長尾線・平木-学園通り

平木駅の先に新川橋梁というのがある。ここもレトロ電車と合わせて
「近代化産業遺産」に指定されている。

ことでん、高松琴平電鉄というのは戦時中に生まれた会社。そう、いわゆる
「陸上交通事業調整」により、1943年(昭和18年)、香川県内の私鉄3社、
琴平電鉄(現在の琴平線)、讃岐電鉄(現在の志度線)の2社と、
高松電気軌道(現在の長尾線)が統合されて発足した。

ちなみに、琴平線は“讃岐の阪急”と言われ、90年前、当時としては非常にモダンな
路線として優雅な駅舎や、当時としては大型の電車で開業している。
一方、長尾線と志度線は琴平線より一足早く、どちらも軌道、つまり路面電車として
開業している。高松電気軌道、いまの長尾線は開業時から将来の複線化を視野に
入れて用地取得を行っており、途中、川を渡る橋梁も、複線化に対応した構造の
煉瓦積み橋脚が使われた。

その姿がキレイに残っているのが、この新川橋梁。

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【2017年5月6日8時51分】 高松琴平電鉄長尾線・平木-学園通り

ここに撮りに来るのは2度目。近くには大型スーパーや遊戯施設が立地し、
撮るのは結構、難しい。でも、この日は何と言ってもドン曇り。光線状態を気にせず
撮ることができるというわけで、川を渡って長尾側からカメラを構えた。

川の下流側、橋脚の煉瓦積みが階段状になっているのが特徴。
ここに煉瓦を積み増せば、そのまま複線化に対応できるという構造になっていた。
対岸の橋台もよく見れば、複線仕様になっていることが確認できる。
ちなみに、その奥、平木駅の場内信号機が黄色を現示しているのも確認できる。
新川橋梁を渡って、お寺の横の下り勾配の先に写真ではちょっと見づらいが平木駅。
でも、ここで後ろを振り返れば、すぐそこが「学園通り」駅である。

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【2017年5月6日8時51分】 高松琴平電鉄長尾線・平木-学園通り

18メートル級の電車2両だとちょっと窮屈になってしまい。
でも、特徴的な橋脚を記録できて。晴れると光線状態がビミョーな場所だけに
良い記録となった。この構図でレトロ電車を撮るのも良さそうだが...

さて、この橋梁のすぐ後ろが学園通り駅。最初はそこから電車に乗ろうかと
思ったのだが、でも、次の駅が本来の目的地、白山駅。
ということで、歩いてみることに。

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【2017年5月6日9時03分】 香川県木田郡三木町大字鹿伏付近

のんびりと長尾街道を歩いて。

いかにも“旧街道沿い”といった感じだろうか、決して幅の広くない道路の両側には
田園地帯が広がっていて。ところどころに、こんな歴史を感じさせるようなお宅。

この道路に沿う形で長尾線の線路がのびている。時折、踏切機の音が...

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【2017年5月6日9時09分】 高松琴平電鉄長尾線・白山-学園通り

そうなると線路に向かって駆け寄り、カメラを向けずには居られないのは
<鉄>の性(さが)なのである。先ほど、新川鉄橋で撮った編成の折返し、
高松築港ゆきだった。

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【2017年5月6日9時17分】 高松琴平電鉄長尾線・白山駅

そして、次の電車は「おーいお茶」のラッピング電車だった。
白山駅は片面ホームの無人駅。全列車に車掌さんが乗務、ホームに下りて
集札作業を行う...ワンマン運転が当たり前になった今でも、ことでんには
こんな古き良きローカル線の鉄道情景が残っている。

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【2017年5月6日9時18分】 高松琴平電鉄長尾線・白山駅付近

白山駅に到着した、「おーいお茶」電車の姿を撮った向かい側にこの看板。

実は、ことでん長尾線の撮影地と言えば、この東讃富士、白山(しらやま)を
絡めて撮るのが一番の“定番”、でも、標高203 mの“東讃富士”の山頂が
展望台のようになっていて、そこから田園地帯をゆく長尾線電車を俯瞰撮影する
のも非常に有名なのである。そう、<変態鉄>として、一度、撮ってみたかったのが
レトロ電車の「白山山頂俯瞰」。でも、場所やアクセスを確認しておかないと...

と言うわけで“前日リハーサル”としての訪問だったのである。

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【2017年5月6日9時19分】 香川県木田郡三木町下高岡・白山神社付近

駅前の踏切を背に、急勾配。白山神社へと続く参道に足を踏み入れ。(つづく)

(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。

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