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美作にキハを追って(8)展示運転っ!! = 撮影編2= [保存車・廃線跡]

わずか数百メートルの展示運転線、その端から端まで歩いたとしても5分ほどだろうか。
“全線”にわたって「柵原ふれあい鉱山公園」の敷地内にある。在りし日の吉ヶ原駅の
構内を行ったり来たりするだけなのだが、でも、いろいろと撮りたくなるわけで。

最初、訪れる前は

 「午前中にちゃちゃっと撮影を片付けて、午後は体験乗車で1往復、
  あとは夕方まで鉱山資料館でも見学しながら過ごそうか~」

と、そんな甘い考え方だった。この日の天気予報は、午後から強い雨とのこと。
朝は晴れ間も見えていた。そう、だから午前中に撮り終えて、できるだけ
傘をささず、午後は車内と屋内で。

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【2017年7月2日13時55分】 片上鉄道保存会・吉ヶ原駅

しばらく前までの自分なら、兎に角、日程をこなすべく大慌てで。
アレもコレも盛り込んだ挙げ句、どれもこれも中途半端で後悔する...という
パターンだったはずだが。この日は、朝9時過ぎ、吉ヶ原に到着、周囲を見渡した
途端に「もう1回来るしか無い」。初訪問は初訪問として、キハの走りを楽しむのに
集中しようと考えたのだった。
……  ……

2017年7月2日(日)くもり一時雨

吉ヶ原駅ホームに掲出された時刻表。

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【2017年7月2日9時30分】 片上鉄道保存会・吉ヶ原駅付近

10時からは昼休みを挟んで、毎時2本程度運転される片上鉄道の動態展示運転。
合わせて、今夏は「レトロリレーバス」として、津山の「まなびの鉄道館」と
吉ヶ原を直行で結ぶ臨時の路線バスも運転され、その到着時刻の関係で、
15:30発の“臨時列車”も。

実は時刻表に掲載されていない9時台の“試運転”があるのだが...

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【2017年7月2日9時25分】 片上鉄道保存会・吉ヶ原駅

もちろん、自分は試運転から最後の“臨時”まで、撮って乗って楽しんだ。

今日はキハ702号の展示運転を撮った写真の中から何枚かをご紹介したい。

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【2017年7月2日14時38分】 片上鉄道保存会・吉ヶ原駅付近

基本的に、吉ヶ原駅とその柵原側、駅構内外れに“新設”された「黄福棚原」駅を
結んでいるのだが、数回だけ吉ヶ原駅の2番ホームに停車した後、車庫のある
和気側に引き上げられて、折り返すという“運用”がある。

鉱山資料館前のポイントのところで信号停車。
ヘルメット姿の保存会の方の手旗信号の合図で転線して再び吉ヶ原駅へ。
この日は終日、お昼寝だったキハ303号車のすぐ前で折返し待ち。

鉱山資料館の建物に隣接して腕木式信号機が建っており、それを入れて。
いまの写真を撮った踏切で振り返ると...

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【2017年7月2日14時43分】 片上鉄道保存会・吉ヶ原駅

地元の方が中心になってホームでは様々な露店が。
お弁当、うどんなどの他、県産のブルーベリーを使った商品やパンなど...
多くの人が訪れて、賑わっているのだった。

ちなみに、同線末期には吉ヶ原駅を発着する旅客列車は、専ら駅舎側の
1番のりばに発着していたとのこと。向かい側のホームにDDの牽く混合列車を
待たせて、キハが駅を発車する...というのは珍しいシーンなのかも知れない。

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【2017年7月2日13時58分】 片上鉄道保存会・吉ヶ原駅

そんな吉ヶ原駅のトンガリ屋根が特徴的な駅舎をバックに。
午後からは、やはり暑かったからか、人出もちょっと少なくなってきて。

現役の頃の吉ヶ原駅もこんな感じだったのだろうか。

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【2017年7月2日13時18分】 片上鉄道保存会・吉ヶ原駅

駅に列車が到着すると、サボの差し替えが行われる。
これは、<変態鉄>も何度も見てきたシーンなのだが、最近ではめっきり
見られなくなり。90年台まで都市部でもサボを掲出した電車は珍しくはなかった
ような気がするのだが...

でも、こういうシーンを見るとカメラを向けずには居られないのである。

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【2017年7月2日13時55分】 片上鉄道保存会・吉ヶ原駅

それから、ヘッドマーク。
同線の現役時代を知らない<変態鉄>にとっては何もかもが初めてなのだが、
同和鉱業片上鉄道線では1980年代以降、ヘッドマークを掲出して運転していた
のだとか。

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【2008年9月4日12時13分】 北陸本線・富山駅

国鉄末期の一時期、寝台特急、ブルートレインを牽く機関車へのヘッドマーク掲出が
事情で中止されてしまっていた、後に東海道線の東京発着のブルートレインから
その掲出を再開し、JR化後に登場した寝台列車も先頭に立つ機関車には
ヘッドマークがあった。その国鉄末期、寝台特急へのヘッドマーク“復活”に合わせ、
同和鉱業片上鉄道でもヘッドマークを“製作”したのだとか。

ただし、手作りだったそのマークは廃線を前に、盗難に遭って使用中止になった
とのことで、現在のものは復元。「しらさぎ」「ふるさと」「わかあゆ」と、
何だかほのぼのした感じの手作り感溢れるマークがキハの前後に代わりばんこに
掲出され。その交換シーンは向かい側の、旧型客車の居るホームから撮りやすい。

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【2017年7月2日14時34分】 片上鉄道保存会・吉ヶ原駅

1日に何度もない貴重なシーンが2番のりばにキハが発着するところ。
隣の線路には、DD13型ディーゼル機関車に牽かれたワムと旧型客車。
そして、その後ろに見えるのが、藤原人材竪坑櫓(レプリカ)、地下にある採掘場への
人と資材の上げ下ろしに使われた櫓上滑車が移設、保存されている。

柵原鉱山で産出される硫化鉄鉱を輸送した同線らしいシーンである。

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【2017年7月2日11時34分】 片上鉄道保存会・吉ヶ原-黄福棚原

「わかあゆ」のマークを掲出して吉ヶ原駅を出発するキハ702。
左隅に写った照明灯は同線現役時からのものだろうか??

木製支柱に白熱電灯...う~ん、堪らん!!
キハの床下、DMH17C型エンジンから噴き出した白煙で、写真のホーム付近が
少し白く写っている。

この写真を撮ったのは吉ヶ原駅の柵原側にある踏切付近。
その隣にももう1つ、そう、昨日の記事で取り上げた警手小屋のある踏切が。
そちらの踏切は田んぼの畦道へと繋がっている。

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【2017年7月2日11時44分】 片上鉄道保存会・黄福棚原-吉ヶ原

「水鏡」は期待できなかったが、最も多くの“同業者さん”が集結していたのは
その水田地帯だった。でも、気になるのは線路に並行して設置された、通信用だろうか、
ケーブルなのである。情景としては気に入っているのだが、でも...

1度しかチャレンジしなかった構図である。
背景は並木道だが、その木々が途絶えるところ...、ちょうど上の写真の左隅の
近くに、吉ヶ原駅の場内信号機が建っている。

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【2017年7月2日10時46分】 片上鉄道保存会・黄福棚原-吉ヶ原(後追い)

その付近、今回の訪問で<変態鉄>として最も気に入った撮影地だった。
結局、何度もこの地点で撮っていた訳で。もちろん、“撃沈”もあったが、
上下方向とも撮影可能な場所。車両アップの記録写真としても。

この地点、かつての展示運転線の終端部にあたるみたい。

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【2017年7月2日11時04分】 片上鉄道保存会・黄福棚原-吉ヶ原

その関係だろうか??
何往復かは黄福棚原駅には進入せずに、その構内に差し掛かる踏切手前で
折返し作業を行う。こんなシーンも撮ることができた。

通票(タブレット)を2人で指差確認!!
同線の閉塞方式は、2014年の黄福棚原駅開業に合わせて通票閉塞に変更されて
おり、黄福棚原駅ではその様子を見ることもできた。(つづく)

(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。

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