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2017夏、中国地方へ(11)広電本社前 [イマドキのTRAMたち(路面電車)]

「路面電車を撮るなら薄曇りの日」というのが、<変態鉄>の“持論”である。
快晴だと、逆に、沿道のビルの影が落ちないような場所を探すのが大変。

クルマの動きを躱しながら、影が落ちない位置で写し止めるのは至難の業。
そんな中で、「広電」の撮影好適地として発見したのが広電本社前電停周辺。

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【2017年8月31日10時42分】 広島電鉄宇品線・日赤病院前-広電本社前

お目当ての、あの電車の姿を探しに来たのだが、でも、まずは頻繁にやってくる
バラエティ豊かな車輌たちを写し止めることにした。

そうしながら、広電本社に隣接した千田車庫の様子を“偵察”、でも...

最新の超低床車などを数多く運行する日本最大の路面電車事業者でありながらも
意外にも“古き良き時代”というか、アナログ的な部分が多く残っているようで。
……  ……

2017年8月31日(木)快晴

稼働中の電車だけで約130両を数える広電、市内中心部にくまなく線路があって。
それなら、“お目当ての1両”に出会えなくても「仕方が無いかぁ」となるのだが、
でも...

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【2017年8月31日10時02分】 広島電鉄宇品線・広島港(宇品)-元宇品口(後追い)

「チャンス到来!!」と思ったのに、すんでのところで撮り逃した...となると
ショックが大きいわけであって、「何としても撮らないと!!!」と、その気持ちを
強くする。簡単に言えば、意地になるのである。<変態鉄>とはそういうタイプ。

このとき見た「広電前」という表示は「広電本社前」ということ。10時という
時間帯から考えても、朝ラッシュだけの運用に入っていて、そのまま入庫する...
というのは、簡単に予想できるわけで。

となれば、後続電車で向かう先は「広電本社前」、千田車庫で休んでいるところを
撮れるはず。この時点で「勝ち」を確信したのだが...世の中そんなに甘くなかった。

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【2017年8月31日10時11分】 広島電鉄宇品線・広島港(宇品)電停

広島港(宇品)を10:18発の1号線は、1000形「グリーンムーバーLEX」の運用。
旧型車を撮りたい<変態鉄>にとって、この1000形というのが“難敵”なのである。

18メートル級の3車体連接車というのは、市内線の全区間で運用可能な仕様。
宮島線直通系統の連接車たちは在来形の「ぐりーんらいなー」で25メートル、
5車体連接の「グリーンムーバー」で30メートルの車体長。

これでは運行できる路線が限定され、江波や横川、白島に入るような系統には
充当できないことになっていた。でも、18メートル級・ワンマンの連接車だと...

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【2017年8月31日10時11分】 広島電鉄・1009号車内

在来の“単車”たちの仕事を一気に奪っていく存在となったのである。
広電の公式サイトにある「車輌の紹介」(→ こちら)でも、<変態鉄>の
気になる電車たちの説明には“朝ラッシュを中心に”のように、
「もう、あまり稼働していないのだなぁ...」と感じさせる文言が出てくるのである。

でも、やはり乗れば乗り心地の良い電車であるのは間違いないわけで。

……  ……

10時半の広電本社前へ。

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【2017年8月31日10時50分】 広島市中区千田町・広島電鉄本社付近

本社に隣接して千田車庫。

前回、広電をちゃんと撮ったのは高校生のときだから25年ほど前(→ こちら)。
だから、この出撃に際して「広電」について“予習”していたら...
同社では、各車庫の事務所で、ひと声かければ車庫内に入っての写真撮影が
許可されるというのである。これは意外だった。

高いフェンスと監視カメラで“外界”と遮断されているところが多い中で...

これは「行かない手は無い!!」というわけで。
でも、ラッシュ時前後など出入庫車の多い時間帯は避けるべきなのは明らか。

ということで、ちょっと様子を見てから車庫の人に声をかけようと。

そして、千田車庫にいるはずの570形582号車を...
でも、敷地外から見ているだけでも、<鉄>にとっては十分に楽しい場所で。

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【2017年8月31日10時36分】 広島電鉄・千田車庫

まずは、3000形の入庫。

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【2017年8月31日10時37分】 広島電鉄宇品線・広電本社前-日赤病院前(後追い)

もちろん、車庫の方ばかりではなく道路中央の軌道をやってくる電車たちも。
こちら、900形は大阪市交通局から転入してきた車輌。茶色濃淡の大阪市電塗装で
走っている。

さて、この写真、車庫の入口付近で撮っていたのだが、車庫内に“動き”が...

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【2017年8月31日10時38分】 広島電鉄・千田車庫

グリーンムーバーLEXの貸切電車が出発するみたいで。

手旗の合図による誘導が始まった。

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【2017年8月31日10時40分】 広島電鉄・千田車庫

何やら背広姿の方たち...何かの視察だろうか。車庫内で大勢の人が乗り込んで。

どうやら営業車の合間を縫って貸切を出庫させるようで。意外だったのは
車庫の入口の椅子の上に双眼鏡が置いてあって。誘導担当の職員が、御幸橋方面を
双眼鏡で覗いて、近づいてくる営業電車を“観察”していたこと。

そんな間にも電車は次々にやってくる。

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【2017年8月31日10時41分】 広島電鉄宇品線・広電本社前-日赤病院前(後追い)

吊り掛け電車の中では圧倒的に見かけることが多かったのが1900形。
2回に分けて譲受した15両全車が健在というのもスゴいが。
京都、大阪と撮ることができて、後は神戸!!

そして...

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【2017年8月31日10時42分】 広島電鉄宇品線・日赤病院前-広電本社前

軌道線所属の5車体連接車5100形「グリーンムーバ-MAX」もスッキリ撮れた。

ところで、<鉄>の間で“路面電車の定義”というのは、かなり揉めるテーマ。
法規上は「軌道法」と「鉄道事業法」の違いがあるが、でも、そこにもいろいろと
複雑な事情が絡んで、一筋縄には行かないのである。
(大阪市営地下鉄の一部は“軌道”、でも、路面を走っても江ノ電は“鉄道”)

でも、軌道法の関連規則で路面電車の車体長は30メートルまでと規定されており
国内メーカーが製造した、5車体連接の「グリーンムーバーMAX」はピッタリ30 m、
その前に輸入した「グリーンムーバ-」は50 cmほどオーバー、“特別な許可”を
受けて運転されている。

さてさて、続けてLEXの貸切が発車。

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【2017年8月31日10時43分】 広島電鉄宇品線・広電本社前-日赤病院前(後追い)

宇品方面の線路を横切って紙屋町方面の線路に転線、走り去っていった。

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【2017年8月31日10時43分】 広島電鉄・千田車庫

でも、それだけでは終わらない。今度は誘導にしたがって青い3000形が
前進してきた。(つづく)

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