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GWは恒例の「ことでんレトロ」(11)4連、完成っ!! <後編> [ことでん旧型たち [高松琴平電鉄]]

車庫内での連結作業の模様を紹介するだけで記事を2日引っ張るという、これは既に
“暴挙”以外の何物でも無い。<鉄>ブログの常識を覆す、それが<変態鉄>である。

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【2018年5月4日9時31分】 高松琴平電鉄・仏生山車両所東工場付近

そんな訳で、まだまだ終わる気配の見えない5月の大型連休、ことでん撮影記。

今日のトップ写真はレトロ電車の反対側に展示されていた1080形京急ラッピング。
この日の撮影会の展示車両にラインナップされていたのは、デカとレトロだけでは無く
京急から譲受した電車たちも含まれていた。

でも、<変態鉄>がレトロだけに注目していたのには、単に、吊り掛け駆動が好き...
というだけでは無く、大型連休のイベント予定を見た上での判断だったのである。

さて、正午。いよいよレトロは4両編成に組成されて。でも、一昨日の記事から
よく見ていただくと、その写真の中に...、お気づきだろうか。
<撮り鉄>として一抹の不安。それが的中する。

……  ……

2018年5月4日(木)晴れ一時雨

ことでんは、高松築港から栗林公園までが複線区間、そこから仏生山を経て一宮まで、
高松市内中心部を走る区間に関しては、もともと複線用地が確保されている。

とはいえ、単線であることには違わず。一宮までの各駅は基本的に上下電車の交換が
可能な配線になってはいるものの(唯一の例外は新設駅の「空港通り」)、瓦町以北は
長尾線と線路を共用しており、日中15分ヘッドの琴平線でも、高松築港駅付近の
ダイヤ設定は、意外と余裕が無さそうで。

「ことでん」ではレトロ電車の各駅の時刻を秒単位で発表するのだが、この日の午後の
特別運行でも、高松築港駅には、13時06分25秒着で、折返しは同55秒発とのこと。

つまり、何を言いたいか...

  仏生山 → 高松築港 → 琴電琴平 → 高松築港 → 仏生山

と上り・下り2回ずつの撮影機会...は、高松市内中心部で撮らない限り、
<徒歩鉄>には絶対不可能な展開。仏生山から高松築港に向かっていくレトロを
見送ってからでは、下りのレトロ電車の撮影地へはギリギリの到着になってしまう。

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【2018年5月4日11時49分】 高松琴平電鉄・仏生山車両所東工場付近

11時過ぎに撮影会終了。入換作業が終わらなくても、12:17発の琴電琴平ゆきに乗る...
ということは決めていた。正午。だんだん自分がここで撮っていられる残り時間も
わずかになってきたのだが...

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【2018年5月4日12時00分】 高松琴平電鉄・仏生山車両所東工場付近

そのタイミングで...
“仏生山のヌシ”、電動貨車「デカ1」のヘッドライトが灯ったのである。

と、そのとき。

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【2018年5月4日12時01分】 高松琴平電鉄・仏生山車両所東工場付近

500+23号の2両が待ち受けるところに、120+300号の2両がやって来て...

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【2018年5月4日12時01分】 高松琴平電鉄・仏生山車両所東工場付近

線路上に立った乗務員さんの手旗信号の誘導で、そろりそろりと近づいてくる120号車。
23号車の方はすでにジャンパ線が...、イマドキの電車のように連結作業も自動化
されているわけでも無く、連結器本体も作用テコを動かしてガチャンと。

エラソーな言い方をすれば“労働集約的”ということになるのだろうか。
旧型車両の魅力というのは、その運行の1つ1つのシーンに多くの鉄道職員の方が
関わっていること...だと<変態鉄>は思うのである。

その連結シーンも気になるところだが...

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【2018年5月4日12時01分】 高松琴平電鉄・仏生山車両所東工場付近

このタイミングで「デカ」が動いたのである。
もちろん、仏生山構内での車両の小移動には「デカ」が使われているので、デカが
動く機会は少なくないのだろうが、東京から訪れるだけの<変態鉄>にとっては
このシーンというのは、そう簡単に見られるものでは無く。
しかも、1310号車が“走る”のは、かなり久しぶりなのだとか。貴重なシーン。

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【2018年5月4日12時02分】 高松琴平電鉄・仏生山車両所東工場付近

そして、連結作業は無事、完了である...とはいっても。
4両編成になった状態で、出庫前の点検作業が極めて手際よく進められていく。

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【2018年5月4日12時05分】 高松琴平電鉄・仏生山車両所東工場付近

もちろん、4両のドアが連動して開閉するかどうかも確認するわけで。
これもなかなか撮ることができないシーン。そもそも4両編成に組成されるのが
大型連休の特別運行の時だけであって。

12:49発の臨時3034K列車で高松築港駅に向かうことになっているレトロ4連。
たぶん、12:40頃に再び動いて、ホームに据え付けられるのだろうが...
そこまで見学していたら、レトロ4連運行の走行写真を撮る場所が限られてしまって。

ここまで撮ったら、仏生山駅に移動したのである。

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【2018年5月4日12時13分】 高松琴平電鉄琴平線・仏生山駅

12:17発の琴電琴平ゆきは綾川町の大型ショッピングモールに向かうと思しき
学生さんのグループ(映画館が人気。ことでんもポップコーン付きの往復割引きっぷを
発売していて...)などで車内は一杯。そこにカメラバッグを提げて“同業者さん”が
たくさん乗り込んで。

さて、このとき<変態鉄>は悩んでいた。

ことでん琴平線は、大まかに言えば高松市中心部から南西へと向かっていって琴平に
至る路線。一宮駅までは市中心部の家々が建て込んだ街並み、香東川を渡ると
周囲には田畑が目立ちはじめ、4両編成をゆったりと撮れる撮影地も増えてくる。

でも...

今回のレトロ電車の運行は午後から。南西に向かって...ということは、下り電車の
アタマにしか光が回らず。やはり、1年でこのときだけの「4連運行」。
4両編成が目立つように、サイドがちに撮りたいわけだが、光線状態が...

ただ...

11時過ぎまでの撮影会では青空の下のカットが多かった。でも、昨日の記事から。
写真は陽射しの確認できるものとドン曇りのものと。この日の天気予報、概ね晴れと
言いながらも「上空の大気の状態が不安定になっており、激しい雨や突風が...」と
そう言っていたのである。空には灰色の分厚い雲が勢力を増しており...、
それが激しく動いていくような。むしろドン曇りなら光線を気にせずに...。

と、結局「迷っていたら着いてしまった」が真相ではあるものの琴電琴平の1つ手前。
榎井駅に降り立った。その直後。
片面ホームの無人駅、中央部にベンチと簡易型の自動券売機がある、その部分の上屋。
屋根がバリバリと激しい音を立てて。

一瞬、「?」だったのだが、そう雨滴が屋根を叩く音だった。まさに“豪雨”。
急ぎ、折りたたみ傘を取り出して。数分待つと雨脚がちょっとだけ落ち着いたような。

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【2018年5月4日13時53分】 高松琴平電鉄琴平線・羽間-榎井

「どうせ、雨だったら...」
晴れればサイドが黒つぶれする、土器川鉄橋に向かうことにした。

通い慣れた道を15分ほど。すでに堤防上には多くの<鉄>が集結しており。
TV局のクルーも来ていて。雨脚は断続的に強まり。しかも...、こういうときに限って
天気予報は当たってしまう。携帯用の小型軽量三脚では無くいつもの三脚だったが
それでもEOSくんごと、風に持って行かれそうになって。傘をさすなど絶対無理。
強い風が吹き付けてくる中で試し撮り。綾川町ラッピングの電車で。

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【2018年5月4日14時13分】 高松琴平電鉄琴平線・榎井-羽間(後追い)

基本的に、黄色い電車2両編成の1.5倍、3両分を目途に構図を決めれば、レトロ4両。
あわせて4丁のパンタグラフをできるだけ架線柱にかけないように撮れれば...。
防水カバーの中に手を突っ込んでカメラの設定を操作するのは非常に面倒で。

でも...

レトロの通過予定は14:20頃。最後の試し撮りになるのは、先ほどの電車の折返し。
そんなタイミングでコレ。そう、急速に天気が回復してしまったのである。
黄色に白、明るい配色の現在の琴平線カラーだから、まだ助かっているものの、
どう見ても側面には光が回らず黒く潰れている。

普段とは正反対。「曇ってくれ!!」と、まさに“祈るような気持ち”。
でも、そんな身勝手な祈りが通じるほど、世の中そんなに甘くはない。

遠くから踏切警報機の音、続けて重低音の吊り掛けサウンドの“四重奏”、
京急や京王から来た“新性能電車”とは全然違う1段も2段も上をゆく迫力のサウンド。

だんだん近づいてきて。

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【2018年5月4日14時18分】 高松琴平電鉄琴平線・羽間-榎井

「思ったよりマシ」というのが、第一印象だっただろうか。
もっと真っ黒に潰れるかと思った列車側面、レトロ電車の特徴的な外観も、4両で3種の
塗色の違いも記録できていて。“納得の1枚”にはほど遠くても“撃沈”では無く。

青空が戻ってきた。1時間後に戻ってくる上りは...(つづく)

(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。

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