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GWは恒例の「ことでんレトロ」(13)“讃岐で京急”長尾線編 [ことでん旧型たち [高松琴平電鉄]]

※ 追記 6月10日午前10時 ※
予定していた広島への“出撃”は、天候不良のため24日~25日に変更しました。


この記事は予約投稿。書いているのは9日のお昼である。これを書き終えたら会社へ。
夕方、仕事が忙しくなる頃に公開されるように設定しているのだが...

明日は、10日(日)は広島へと“出撃”することにしている。ただ天気は...
やはり台風と梅雨前線の影響で1日中、雨が降り続く予報で。結構、憂鬱なのである。
「ことでんレトロ」も、その前の「地鉄デキ12021貸切撮影会」も...

最近、<変態鉄>が楽しみにしていたイベントの日というのは、なぜか雨が続いている。
カメラには雨用のカバーを付けて撮れば良いのだが、やはり...
傘をさしながらの撮影、片手が塞がっているし、さらにレンズに付着する雨滴を
拭いながらの撮影。イライラさせられる場面の連続なのである。

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【2017年8月31日13時47分】 広島電鉄本線・銀山町-胡町

ヒコーキの予約が、キャンセルしやすいものにしてあったら「中止」を決断していた
かも知れない。でも...

久々の「ひろでん」、あの車両を撮ってきたい...そう思っている。
……  ……

2018年5月5日(土)晴れ

大型連休に「ことでん」、高松琴平電鉄のイベントがあるのは1年間の<変態鉄>の
趣味活動のスケジュールを考える上で、結構、優先順位の高いテーマになっている。

ここ数年のパターンは、大型連休中にレトロ電車が2日間にわたって走ることが
多かったような...。今シーズンも、5月4日と6日、でも、昨年と違っていたのは...
昨年は“中日”というか、イベント日程が連続しておらず、その分、<変態鉄>の高松
滞在日程が延びたため、初めて金比羅詣で行くことができたし、海を渡って倉敷の
水島臨海鉄道を訪れることもできた。

でも、今シーズンは...

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【2017年5月7日8時16分】 高松琴平電鉄長尾線・学園通り-白山
(写真は昨年5月の長尾線レトロ。白山山頂からの大俯瞰に挑戦した)

4日と6日にレトロ電車は琴平線で運行、てっきり、どちらか1日は長尾線での運転が
設定されるかと思っていたのだが...

「そのかわり」と言っては...だが、話題の「京急ラッピング」が長尾線で特別運行。
それから、還暦を迎えた1070形特別運行。1070形は京急の“先々代”の快特専用車。
京急から移籍してきた中でも、いま話題の電車を使ったイベントが行われた。

というわけで、引き続き、<変態鉄>も6時出発で“参戦”である。

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【2018年5月5日6時35分】 高松琴平電鉄長尾線・高松築港駅

初電の次、6:47発の長尾ゆきで出発である。普段、高松築港駅での折返しは慌ただしい
ケースが多いのだが、早朝の30分間隔の時間帯だけあって、折返しにも時間があって。
ということで、発車を待っているのは1300形1305号車の編成。

発車まで10分以上ある...ということは、まだ他の乗客は少なく。

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【2018年5月5日6時34分】 高松琴平電鉄長尾線・高松築港駅(1305号車内)

誰も居ない車内の様子を。京急から譲渡された最終グループ、2011年に高松入りを
果たしている。その車内、京急時代の雰囲気をよく残しており。

この電車が京急線を走っていたことを示すものは...

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【2018年5月5日6時35分】 高松琴平電鉄長尾線・高松築港駅(1305号車内)

改造銘板もそうなのだが、さりげなく、そのことを表現しているのは天井の扇風機。
赤い文字で「KHK」のロゴが残っている。

ことでんの3路線中、一番、混雑が激しいとされるのが、この長尾線だが、
やはり休日早朝の下り電車。混雑もさほどのことは無く。
降り立ったのは、学園通り駅である。
大型ショッピングモールの駐車場の隅...のようなスペースにある片面ホームの無人駅。

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【2018年5月5日8時17分】 高松琴平電鉄長尾線・学園通り駅

開店前のガラーーーンとしたショッピングモールを避けるように線路の向かい側、
住宅街の中の路地を5分ほど歩けば...

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【2018年5月5日7時34分】 高松琴平電鉄長尾線・学園通り-平木(後追い)

「新川橋梁」である。地方私鉄らしい、非常に簡素なつくりのガーター橋だが...。
レトロ電車のうち琴平電鉄生え抜きの3両とともに、「近代化産業遺産」の指定を受けた
歴史的建造物なのである。

その特徴は、この石積み橋脚。

いまの高松琴平電鉄も、いわゆる戦時統合で3つの私鉄を合わせる形で誕生している。
1943年(昭和18年)のことである。<変態鉄>が、よく撮りに訪れる富山地鉄と
ほぼ“同期生”ということになる。(というか、多くの私鉄がこの時期に...)

長尾線の前身は「高松電気軌道」、開業は琴平電鉄より10年以上早く。
社名からもわかる通り、初期の電車はステップの付いた路面電車タイプの電車。
軌間は1067 mm、で、当時としては豪華すぎる施設と車両を用意した“讃岐の阪急”、
琴平電鉄とは、かなり毛色の違う路線だったという。

その高松電気軌道が開業した1912年(明治45年)、この新川橋梁も建造されている。

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【2018年5月5日8時01分】 高松琴平電鉄長尾線・平木-学園通り

当時は木橋だったとのことで。後に鉄橋になり、さらに1435 mm軌間化と変遷したが、
それでも石積み橋脚だけは、ずっと変わらず、106年間、線路を支え続けており。

しかも...

この特徴的な積み方である。高松電気軌道の敷設時、将来的に複線化するつもりで
複線用地を確保、橋脚も階段状になった部分に積め増せば、すぐに複線用橋脚に
変更できるように設計された。他の橋梁にも同一仕様のものがあったそうだが、
橋梁の架け替えなどで廃棄されており。川幅は狭いものの、全幅にわたって階段状の
橋脚が残っているのも、ここだけになった。

せっかくの珍しい橋脚だが、階段状なのは北側(下流側)。陽の長い時期の朝方しか
順光で撮ることができないわけで。しかも、都市型河川の雰囲気で。
撮影の足場にも恵まれておらず。階段状橋脚をバッチリ入れて撮れるのは1~2名限定。
そのベストポジションを何とかして確保したかった。

正直、周囲はあまりキレイな場所ではないのだが...

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【2018年5月5日8時13分】 高松琴平電鉄長尾線・平木-学園通り

2両編成にはギリギリの長さの橋梁。でも、向かい側には大きなお寺が見えていて。
青空が広がってくれて。早起きの甲斐があったというもの。ほぼ“会心の1枚”。
“長尾線のシンボル”とも言える橋梁で、この日だけの“京急ラッピング車”。
行き先表示が白幕なのが、琴平線所属の編成であることを静かに主張している。

この写真、よ~く、目を凝らして見れば、助士席側(写真で左側の窓)に“誰か”が。

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そう、京急のキャラクター「けいきゅん」である。
ぬいぐるみが運転室助士席側に“乗務”しているのである。コレについては、当日
集まった<鉄>の間でも話題になっていた。というのは、このぬいぐるみ、ことでんに
1体だけしかないのか、いつも高松築港側の運転室に置かれているのだとか...。
ここで撮ると「けいきゅん」が見えない...と、悩んでいた<鉄>は少なからず
居たみたいで。まぁ、「けいきゅん」重視で逆光覚悟で反対側に回っていた人たちに
とっては“ハズレ”だったかも知れないが...。このあたり、ことでんの芸の細かさ!?

……  ……

さて、急がないとすぐに上り電車がやって来てしまう。
三脚を片付ける時間も惜しんで大急ぎで学園通り駅へ。

正直言って、下りを新川橋梁で撮った後、長尾から折り返してくるのをどこで撮るか、
一向に考えていなかった。学園通り駅 8:25発の高松築港ゆき。この12分後くらいを
「京急ラッピング」が追いかけてくるわけで。

車窓から“ロケハン”、駅チカですっきり撮れそうな場所を...

「ピン!!」と来たのは西前田駅だった。駅の長尾側は麦畑だろうか、広々とした景色が
広がっていて。咄嗟に下車である。

「時間が無い!!」、もう大急ぎ。駅前の道路に出て、ほぼ線路に並行する形で。

道路は逆光側。踏切さえあれば広い畑のある方に出られるわけで。
でも、焦れば焦るほど踏切は見つからず。かなり高田寄りに戻ったあたりで漸く。

「もう、間に合わない...」

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【2018年5月5日8時39分】 高松琴平電鉄長尾線・西前田-高田

小さな...公民館だろうか、その付近で麦畑(?)ごしに線路を入れて。
三脚を取り出す前にやって来たのは、お目当ての「京急ラッピング」と隣の高田駅で
交換予定の下り電車。

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【2018年5月5日8時43分】 高松琴平電鉄長尾線・高田-西前田(後追い)

その約3分後、「京急ラッピング」がやって来た。
順光重視で後追いである。でも、その分、「けいきゅん」も入ってくれて。

ちょっと背後はゴチャゴチャしているが、限られた時間の中で、これが精一杯。
ちなみに、ことでん沿線。お米をつくる田んぼと同じくらい、麦畑が多いのも特徴。
この時期、まさに“麦秋”、黄金色がキレイだったが、これを写真で表現するのは
意外に難しくて...。

長尾線も、白山バックをはじめとして琴平線とは、ひと味違った撮影地に恵まれた
路線とされているが、でも、レトロ電車をはじめイベント列車の運行が少ない。
これは単線、列車交換できる駅が少ないため、ダイヤに余裕がないことが一因と
されている。朝ラッシュ時に設定されている土休日運休の“スジ”に乗せるくらいしか
ダイヤが設定しづらいようで。ということで、京急ラッピングの長尾線運行は
これで終了。京急ラッピングは、瓦町駅の留置線で30分程、待機した後、仏生山ゆきの
臨時電車として、本来の職場、琴平線に戻ることになっている。

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【2018年5月5日8時56分】 高松琴平電鉄長尾線・西前田駅

ということで、後続電車で瓦町駅へ。
すぐの接続、琴平線に乗り換えれば、ここで「京急ラッピング」を追い越すことになり
琴平線内で、もう一度シャッターチャンスができたわけで...。(つづく)

(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。

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