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お正月の大阪で(19)南海は難解!? [その他の鉄話]

明日、土曜日の東京は「雪」予報。“都心部でも積雪の恐れ”と繰り返している。
先日、只見線を撮りに行ったときに乗車した会津バスの運転手さんは
「雪が降らない地域が良い」と何度も仰っていた。会津地方は“雪”を知らない
台湾やらアジア諸国からの観光客誘致に力を入れていて、只見線沿線でも、
「あぁ、もしかして日本人の方ですか??」、観光パンフとか飲食店のメニューとか、
漢字の羅列...すでに中国語版が基本になっていて。中国語版が一番前に平積み、
後ろの棚に英語版とか日本語版が並んでいる...なんていう光景がフツーに
なっている。

会津バスの、その運転手さんにも話したのだが、東京の冬、乾燥した寒さというのも
辛いものがある。それに加えて東京の街というのは雪に対して脆弱なのである。
この時期に仕事の日程が1日、振り替わったりすると実に大迷惑なのだが...
何とか、今回も、気象庁による「降る降る詐欺」ということだけで済んで欲しい。

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【2019年1月4日11時58分】 南海高野線・浅香山-堺東

そんなことに恐れおののきながらも、拙ブログ、引き続き1月4日の大阪での撮影記。

全く意識していなかったのに、実はスゴく意味のある行動をしていた...
そんな今回の大阪への撮影行だったみたい。

というのも...
……  ……

<速報版>が以前から気になっていたのが、阪堺電車を撮っているときに、
すぐ隣の南海高野線で走っているのを時折見かけたステンレス製・片開き扉の電車。
それが「6000系電車」という形式であることすら知らずに...である。


2019年1月4日(金)晴れ

ということで、一昨日の記事で「車輌の説明をしない<鉄>ブログ」と書いた。
でも、<変態鉄>の矜持...(← そんなもん、あるんかっ??)
<変態野郎>と呼ばれるオトコである。その“変態ぶり”は夜に...
それはさておき、こんなブログでありながら、撮影地などで声をかけられることも
あって。鉄道誌での記事などでお名前を...、そんな御仁だったり、鉄道会社勤務の
“本職”の方だったり、意外な方が拙ブログを読んでいる...ということを知ると
そう滅多なことは書けなくなるのである。(← 十分、書いているじゃないか!!)

というわけで、出勤前の貴重なひとときを費やして南海電車について、ちょっとだけ
“お勉強”してみたのである。

……  ……

“越後屋電鉄”(← Cedarさんのブログより : こちら)とその系列だった
車輌メーカーが中心になって導入が進んだ。ちなみに京王井の頭線3000系も
初期の編成には東急車輌の製造銘板と並んで米・バッド社のライセンス供与で
製造したことを示す表示があった。

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【2019年1月5日11時22分】 水間鉄道・水間観音駅

日本におけるステンレス電車の歴史の出発点にあたるのが東急7000系。
地方私鉄に譲渡されたり、東急に残って足回りを改造されて活躍したり“第2の人生”
を送っていたものの、近年では廃車となるものが増えてきている。

そう、この翌日、1月5日には(そんなこと意識せずに)水間鉄道を訪れて
もと東急7000系を撮っていたのである。こうしたステンレス電車の“第1期生”が
走り出したのが昭和30年台後半、ちょうど東京オリンピックの前後である。

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【2015年2月13日12時24分】 東京都日野市・京王れーるらんど

東急7000系、京王帝都(当時)3000系、それから南海6000系。南海6000系から
20 m級車体4扉の車体構造になった。

ただ、ステンレス車体にもデメリットも。塗装不要のギンギラギンの車体だが、
ステンレス鋼というのは普通鋼に比べて溶接なども含めた加工が難しいとされ。
複雑な造形には不向きだったのである。本家(?)、東急は食パンのような切妻車体。
でも、丸みを帯びた車体形状が“伝統”だった南海にとっては、譲れなかったらしく
東急車輌の技術陣は相当な苦労があったのだとか...

ちなみに、それを克服するため京王帝都3000系では前面窓回りをFRPにした。
そこを編成ごとに7色に塗ったことから“レインボーカラー”が生まれる。
なお、後にFRP製の前面はリニューアル工事に際して普通鋼製に改められた。

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【2018年3月2日17時09分】 南海電鉄南海本線・住吉大社駅

と、このあたりの理由が南海にはステンレスの6000系と、同じ4扉車体をもつ
普通鋼製の7000系電車が居て、こちらは片開き扉車はすでに引退しているが
いまも南海線の普通と特急を中心に活躍中。

ちょっとアメリカンなテイストの車体...、丸っこい屋根肩のカーブに、貫通扉上に
2灯式ヘッドライト...、調べてみると、同時期に同じ形の普通鋼製車と
ステンレス車をつくり分けて、南海線は普通鋼製、高野線はステンレス製にしたのは、
当時、いまよりも踏切事故が多く、車体を損傷したとき修理が容易なのが普通鋼
だったからだとか。高野線に比べて踏切の多かった南海線に普通鋼製の車両が
必要だったとされる。

その次の世代。

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【2019年1月4日11時53分】 南海高野線・堺東-浅香山(後追い)

<変態鉄>のちょっと“年上”にあたるのが、6200系。
こちらは東急8000系の“そっくりさん”のような車輌だが...
経済性重視の車体構造、食パンのような真四角の車体である。まぁ、加工性の面から
メーカーに押し切られたのか、コスト削減を狙ったのか!?
新製当時から台車など6000系とは違いがあった。でも、そのおかげで東急8000系の
そっくりさんになったのだが...

関西空港のアクセス路線となったときからの“CI戦略”で青とオレンジの帯が
ついたが、かつてはステンレス無塗装だったわけで。なおさら東急らしかったはず。

そんな南海6000系列だが、後に制御装置の更新などで他形式からの編入などもあり、
形式分けも複雑化しているようで、そのあたり<変態鉄>のアタマでは、
なかなか整理できないのである。

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【2019年1月4日12時08分】 南海高野線・浅香山-堺東

電車は各駅停車は4両編成もあるが、準急や急行は6~8連が基本になっているようで。
さらに、“高野線”の路線名が示す通り、高野山金剛峯寺への参拝客輸送が元来の
この路線の使命だった。だから、大阪付近では通勤路線だが終点に近づくにつれ
山岳路線の様相を呈してくる。

昔から、高野山方面へ直通と大阪近郊の通勤輸送を担う車輌は分けられており。
20 m級車体4扉車が行き交うのに混ざって、17 m級車体2扉の電車もやってくる。

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【2019年1月4日11時53分】 南海高野線・堺東-浅香山(後追い)

2扉車の急行電車に続いて、1分差で4両編成の各駅停車・難波ゆき。
つまり、すぐ先の堺東駅で急行に追い抜かれたということだろうか。
“食パン”型の切妻車体のグループ、4両編成だった。

ということで、ここまで撮って、そろそろ場所を変えようかと。

そのまま線路沿いを歩いて行くと浅香山駅、ちょうどホームの端の方から大和川
鉄橋へと堤防を駆け上がっていく勾配区間が始まっている。

そんな様子を眺めながら歩いて行くと、やがて堤防に出られるわけで。

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【2019年1月4日12時40分】 大阪府堺市堺区香ヶ丘町付近

堤防上の、高野線の南東側は芝生やベンチが整備された公園になっている。
その園内でカメラを構えれば、高野線の下り電車を撮ることができる。
鉄橋上は作業員通路が若干、ウルサイ感じもするが、でも、青空バックに撮れる
というのは、<鉄>としてもありがたい公園なのである。

と、カメラを構えれば...

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【2019年1月4日12時23分】 南海高野線・浅香山-我孫子前(後追い)

いきなり、やって来たのは上りの8両編成、ぬぁんと、いきなりの6000形。
これから構図を調整しようと思っていた矢先のことだった。

「さぁ、もう一度、6000形が撮れるまで...」
公園内の通路に三脚を置いて。でも、これが意外と長期戦となった。(つづく)

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コメント 2

やまびこ3

南海の6000系もついに置き換えが始まるのだそうですね。
おそらく相当時間がかかると思いますが、記録は早いうちに!ですね。
by やまびこ3 (2019-02-09 18:53) 

ferrum_queserasera

やまびこ3さん

コメントありがとうございます。
最近、某鉄道誌でも特集記事が組まれたり、
今後、ちょっと注目されそうですね。
自分としてはもう1回、撮りに行きたいですし、乗ってみたいと。
次に関西を訪れるときには、もうちょっと郊外まで行って
スッキリした撮影地を探したいと思います。

by ferrum_queserasera (2019-02-10 00:46) 

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