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2858、ニハチゴハチ?? ~ 一番好きなキハたち ~ [その他の鉄話]

「ことでん」の話題も早く紹介してしまいたいところ...

でも、6日前の記事の冒頭に...(→ こちら

これを書いた時点で、<鉄>な方には“ネタバレ”状態だったかも知れないが
やはり、国鉄型キハをこよなく愛するオッサンのブログとして、
これを書かずにはいられない...

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【2012年4月7日10時46分】 岡山県津山市・津山まなびの鉄道館

これが拙ブログにとって、通算 2858 個目の記事になる。

28 と 58、そう、本州用の急行型ディーゼル動車、キハ28 + キハ58 である。
現場の方は「ニハチゴハチ」とか「ニッパゴッパ」とか...、折返し間合いの時間など
運転士さんにお話しを伺うと、この車輌への思い入れを聞くことも出来た。

最近の車輌にはない味のある車輌だったという。古くても運転し甲斐のある車輌
だということを熱く語ってくれた運転士さんにも出会えた。

ということで、そんな「キハ28形+キハ58形」、“58系急行型ディーゼル動車”を
<変態鉄>の拙い写真で振り返ってみた。

クリーム色に朱色の“急行色”で長編成の急行列車として走っている時代には
間に合わなかった世代。タイトルの通り、「ニハチゴハチ」の最小単位の2両編成で
ローカル線を走る姿が<変態鉄>にとっての“2858”でもある。

ということで、1回分のつもりで記事を書き始めたのだが...

……  ……

キハ58系急行型ディーゼル動車(← 国鉄による正式な区分では無いのだが...)
国鉄時代の1961年(昭和36年)から全国に投入され、信越用・北海道用などの傍系を
含めたら1800両以上が製造された。

その本州用、北海道以外のどこへいっても見られたのが、キハ28形とキハ58形。

マニアックなところでは国鉄に乗り入れる急行列車用として富士急行もキハ58系を
導入したことがある。それが、和歌山県の今は無きローカル私鉄に譲渡されて
いまも、そのうちの1両が保存されているのだが...

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【2010年4月7日11時13分】 和歌山県有田郡有田川町・有田川町鉄道公園
(※ 写真は保存車のキハ58003[富士急 → 有田鉄道]のもの)

その車内。青いモケットの4人掛けボックスシートがズラリ並んでいて。
とにかく徹底的に実用本位。薄茶色の化粧板...、この無機質さこそ国鉄型車輌の
不思議な魅力でもある。

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【2012年4月7日10時46分】 岡山県津山市・津山まなびの鉄道館

さて、ここで再びトップ写真。特急型のように華々しい活躍をしたわけでも無く、
どちらかと言えば地味な、でも、“名脇役”だった車輌である。そのせいか、
両数の割に保存例は少なく津山のこの2両は本来の“急行型”の姿を残した保存例
として貴重なのである。

左が“ニハチ”キハ28 2329号車、右が“ゴハチ”キハ58 563号車である。

って...

「どう見ても同じ車輌じゃ無い!? 何が違うの!?」

<鉄>の中でもこの区別が付かない人は少なくなくて...

ということで、ちょっと説明をば。

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【2017年11月8日12時43分】 埼玉県さいたま市大宮区・鉄道博物館

国鉄時代...、昭和40年台の終わり頃まで、蒸気機関車列車の置き換え用も含め
全国各地のローカル線でのディーゼル動車への需要は高かった。

しかし、戦時中の中断を経て、その動力系、「エンジン + 液体変速機」の開発は
困難を極め...

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【2017年10月15日9時02分】 水島臨海鉄道・倉敷貨物ターミナル

戦前製のガソリンエンジンの設計をちょっと弄っただけ、戦争による中断に入る前に
できあがりつつあった「DMH17系」エンジンを、ず~~~~っと採用し続けて。
でも、160 PS ~ 180 PS というエンジン出力は当時でも既にパワー不足の感が。

ということで、同じ車体をもつディーゼル動車でも、平坦線用には1基エンジン車、
山岳線用には2基エンジン車としたのである。そして、前者には20番台の形式を
後者には50番台の形式を割り当てるのが国鉄時代のルールだった。

ちなみに<変態鉄>が何度も撮りに訪れている...

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【2015年4月5日11時35分】 水島臨海鉄道水島本線・弥生-浦田

水島臨海鉄道のキハ205号車は、旧国鉄「キハ20形」、
そして...

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【2019年7月11日10時45分】 いすみ鉄道・城見ヶ丘-上総中川

いすみ鉄道の「キハ52形」は、ともに「20系ディーゼル動車」の仲間なのである。
そう、前者が基本となる1基エンジン車、後者が勾配路線用の2基エンジン車。

車体まわりのディテールが違うのは、いすみ鉄道のキハ52形は、
国鉄の「20系ディーゼル動車」の中の最終増備グループでマイナーチェンジが
重ねられていたから。

でも、「ニーマル」と「ゴーニー」なら、すぐに見分けが付くのである。
そう、2基エンジンとするためにキハ52形は窓1つ分、車体がストレッチされていて。
客ドア間の窓数が1枚違うのである。

では「ニハチゴハチ」、この2形式で編成された列車写真を探してみると...

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【2010年5月6日8時31分】 高山本線・婦中鵜坂-西富山

こちらは「飛越ゴハチ」、全国のJR線上に最後まで残っていた キハ28+キハ58 は
拙ブログでおなじみの高山本線の富山市内の区間。

左がキハ58 477号車、右がキハ28 2360号車である。

やはり、どう見ても区別が付かないのだが...

車体は同型なのである。

だが、しかし...

駄菓子菓子。

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一番、分かりやすい相違点は連結面の屋根まわり。

左の「キハ58」はでっかい箱状のものが載っているのに、右の「キハ28」は
スッキリしている。これが一番分かりやすい違いで。

この箱状のものは「水タンク」なのである。本当は床下に付けた方がバランスも
良いのだが、2基エンジン車のゴハチの場合、床下に余裕が無くなっており。
それを屋根上に上げたのである。あとは車体裾、車番標記の近くにある
機関冷却水注入口の数と配置が違う...というのは屋根上が見えない写真で両形式を
識別するときに役立つわけで...

では、なぜ、平坦線用の「ニハチ」と山岳線向けの「ゴハチ」が、まるで夫婦の
ように、どこでも2両いっしょに走っていたのか??

国鉄時代、旅客車には「特急型」「急行型」「近郊型」「通勤型」などという
厳然たる分類があった。当時、急行型の3等車は非冷房で製造されており。

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(撮影記録も無くて...、いつどこで撮ったのか全くの謎!!)

後に急行列車の冷房化を推進することになったとき、2基エンジン車の床下には
冷房電源を積む余裕など残されていなかったのである。
そこで白羽の矢が立てられた(?)「キハ28形」、床下に自車含め3両給電の
発電エンジン(4VK)を搭載することになり。その冷房用発電エンジンを追設した
際に原番号に+2000する改番が行われた。

だが、全部が冷房化されたわけではなく、その時期にすでに急行用としてではなく
ローカル転用されていた車輌や、あるいは東北地方などの配置車には非冷房のまま
一生を終えるものも多かった。

そう、JR化された後も、盛岡地区のキハ58系は「キハ58 + キハ58」の編成で
花輪線で活躍していた。<変態鉄>も一度だけ乗車する機会があったが、
駅で停車中の姿をスナップしただけ。当時はカメラはほとんど触っていなかった。

...と、記事数に合わせた“ちょいネタ”で書いたつもりの記事なのだが...

ムダに説明が長いのも拙ブログの特徴。形式の紹介を書いているうちに
長くなってきてしまって。

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【2002年8月頃?】 山陰本線・青谷-浜村

でも、この記事を書こうと古いネガから探してみたら、
「へぇ~、こんなの撮っていたんだ!!」と、当の本人も驚くような写真も出てきて。

そんな懐かしい写真も紹介したいので、明日も引き続き、この話題で。

「ことでんレトロ」撮影記の続きは明後日以降に。(つづく)

(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。

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